屋上防水の種類や耐用年数は?

こんにちは!スペースシステムズです!
ご自宅に屋上をつくっておられる方、屋上防水の耐用年数はご存じですか?

屋上防水は防水の種類によって耐用年数が大きく違います。
まずはご自宅の屋上防水がどのような種類で施工されているのか?現在劣化は発生していないか?を確認しましょう。

屋上防水の種類は、ウレタン防水シート防水アスファルト防水 と主に3種類あります。
それぞれについて解説していきます!

 

ウレタン防水

ウレタン防水は、防水材を塗っていく「塗膜防水」と言われる防水です。
屋上など完全に床面を乾燥させることが難しい場合は「通気緩衝工法」で行います。

施工は防水材を塗っていく作業ですので、複雑な形でも施工が可能です。
屋上に室外機が多い場合などはウレタン防水がオススメです。

耐用年数:8~10年
工期目安:5~7日ほど

ウレタン防水のメリット

・どんな下地でも施工できる。
・形状が複雑なベランダなどにも施工できる
・比較的短期間で安価に施工ができる
・雨漏りした屋上にも上から施工できる

ウレタン防水のデメリット

・職人によって仕上がりに差が出る
・トップコートの塗り直しが定期的に必要になる

 

シート防水

シート防水は、メーカーで生産された防水シートを切って貼っていく防水です。
シート自体が同じ規格で生産されたものなので、均一な防水層が施工可能です。

耐久性や強度が高く、施工後に太陽光発電などを置きたい方にオススメです。
逆に、形が複雑だったり、物が多い屋上には不向きです。

耐用年数:10~15年
工期目安:2~4日ほど

シート防水のメリット

・紫外線に強い
・トップコートが不要の場合が多い
・耐候性が強いので衝撃や歩行にも耐えられる

シート防水のデメリット

・凹凸のある床面には施工できない
・接合部分の施工が難しいので職人によって仕上がりに差が出る
・寿命が来るとひび割れが起きやすい
・施工の際に騒音や揺れが起きるので、事前に近隣へ報告が必要な場合がある

 

アスファルト防水

アスファルト防水は、液状のアスファルトとシート状のアスファルトを重ねて厚い防水層をつくっていく防水です。

工法は主に3つ。昔ながらの「熱工法」と、最近主流になってきた「常温工法」、そして「トーチ工法」です。
常温工法とトーチ工法は、熱やにおいの発生をおさえることが可能です。
障害物の少ない屋上に向いています。

耐用年数:15~20年
工期目安:6~7日ほど

アスファルト防水のメリット

耐用年数が長い
・防水膜がぶ厚い
・昔からある防水工法なので信頼できる

アスファルト防水のデメリット

・施工に手間と時間がかかる
・工法によって臭いが発生するので、事前に近隣へ報告が必要な場合がある
・木造建築には向かない

 

屋上防水はこまめな点検と定期的なメンテナンスが重要!!

屋上防水の劣化をそのままにしておくと、最終的に雨漏りしてしまい修繕に手間やコストがかかってしまいます。
雨漏りで建物内部に水が浸入してしまうと、建築材が腐るカビが発生するなど、建物にとって重大なダメージとなります。

そうならないためにも、屋上防水の耐用年数をしっかりと把握するようにしましょう。
点検の際に、ひび割れや膨れ、剥がれなどの劣化が見られた場合は、早めにメンテナンスを行なうようにしましょう。