家づくりを考え始めたとき、キッチンや間取りはワクワクして決められるのに、外壁材だけ妙にピンとこない…という方も意外と多いのではないでしょうか。
打ち合わせをしていると、ほとんどのお客様から「外壁材って何を選べばいいんでしょう…?」と聞かれます。
でも、実は外壁は家の寿命にも、10年後・20年後のメンテナンス費用にも大きく関わる、とても大事な部分です。
今回は、外壁材選びで最低限知っておくと助かるポイントをわかりやすくお伝えいたします。
外壁材の種類と特徴を把握しておきましょう
まずは、よく使われている外壁材の特徴をざっくりまとめました。
窯業(ようぎょう)系サイディング
一番よく見かける外壁材です。デザインが多くて選ぶのが楽しい。
ただ、10年前後で塗り替えが必要になるのは覚えておきたいポイント。
金属サイディング(ガルバリウム鋼板など)
すっきりした見た目が好きな方に人気です。軽くてサビに強いタイプも増えています。
断熱材付きのものだと、夏の暑さや冬の冷え対策にもおすすめ。
モルタル
塗り壁の感じが好きな方はやっぱりこれ。
ただ、ひび割れが起きやすいので、時々チェックが必要です。
タイル外壁
高級感があり、耐久性がとても高くメンテナンス回数も少なめです。
そのぶん、どうしても最初の費用は高くなりがち。
ALC(軽量気泡コンクリート)
軽いのに断熱も防火も優秀。
定期的な塗装は必要ですが、総合力が高い素材です。
外壁材は「絶対これが正解!」というものはなくて、住む地域や家族構成、予算で「合う・合わない」が変わってくるようです。
初期費用だけで決めると後悔する?メンテナンス費用もチェック
家を建てるときって、つい価格ばかり目がいきがちで選んでしまうこともあります。でも、外壁に関しては建てた後のメンテナンス費用が結構違ってきます。
たとえば
「10年ごとに塗装が必要な外壁」「20年以上ほぼノーメンテの外壁」この2つで、30年住むと総額がまったく変わります。
「安い方にしたけど、メンテナンス費用で結果的に高くついた…」というお話もよく聞きます。
外壁は「長く住む前提の費用」を見ておくと安心です。
耐久性と気候の相性:地域によって外壁材は合う・合わないがある!?
外壁材は、気候の影響をしっかり受けます。
- 海辺なら → 塩害に強い素材
- 雨・雪が多いなら → 防水・耐久性重視
- 風の強い地域なら → 軽くて耐風性の高い素材
たとえば北陸のような湿気の多い地域だと、雨筋汚れや凍害の強さが結構ポイントになってきます。
もし迷ったら、地域密着の工務店に一度相談するのもおすすめ。
実際に、その地域で建てた家の「生のデータ」を持っているので、信頼できて話が早いのも安心ですね。
すすめられる提案が必ずしもベストとは限らない
家づくりが初めてだと、打ち合わせのときに提案されるものが最適…と思いがちですが、念のため自分の生活や希望に合っているかは軽くチェックしておくと安心です。
比較するときに見るポイント
- メンテナンスの時期
- 価格
- デザインの幅
- 耐久性
- 気候との相性
これだけ押さえておけば、外壁選びの迷いはだいぶ減ります。
外壁材選びで大事なのはこの3つ
迷ったら、次の3つだけを意識してみてください。
- 家族のライフスタイルに合う?
忙しい家庭なら、メンテ回数が少ない外壁は本当にラク。 - 長く住んだときの費用は?
初期費用+メンテナンス費用の合計で見ると失敗しにくい。 - 地域の気候と相性は?
雪・雨・湿気・風。住む場所の気候の特徴は意外と大事。
外壁って「なんとなく…」で、デザインや色で決めがちですが、種類と特徴をちょっと知っているだけで選び方が全然変わってきます。
これから家づくりを始める方の参考になれば嬉しいです。

